平成18年度   北村山地区歯科医師会   月例会・講習会等の報告    
■大類昭夫君厚生労働大臣表彰受賞祝賀会
平成19年3月8日(木)午後6時より村山市民会館にて、大類昭夫君の厚生労働大臣表彰の受賞にあたり、記念祝賀会が開催された。




会には、本会会員はもとより、その奥様方や、大類昭夫君のご友人、長年の歯科校医に携わって来て、ともに勤めた養護教諭の先生など多数参加された。初めに、全員で記念撮影をし、仁藤会長より挨拶があり、つづいて友人代表して鈴木喜左夫監事より、大類昭夫君の人柄や、思い出話などを含めて話され、会場は笑いにつつまれた。



最後にお孫さんの迪君より花束の贈呈があり、会場は和やかな雰囲気につつまれた。大類昭夫君からは昔の学校歯科のお話など思い出深く話され、会場の参加者にこの会の開催にあたりお礼の言葉として挨拶された。



神部正孝顧問の乾杯があり、その後、養護教諭の先生の風船を使った余興などをし、皆笑いの絶えない楽しい会となった。



最後に須藤孝志顧問からバンザイ三唱があり会は閉じた。

                         (吾妻 聡  記)

■2月例会開催

平成19222日(木)、午後6時よりさくらんぼ東根温泉「大二館」にて2月の例会を開催した。

今回は社会保険常任委員会委員の大沼浩先生を講師としてお招きし、社保講習会を行なった。平成
184月に診療報酬が改定されたが、かなり制約のある厳しい内容となり、困惑しながらも日常診療を行なっている会員等から寄せられた90の質問事項に疑義解釈をして頂いた。また、領収書についてのお話や特定療養費制度から改められた保険外併用療法についても懇切丁寧に解説して頂いた。

講演終了後、大沼先生を囲んでの懇親会となり、講習会で聞き漏らした話などを熱心に聞き入る会員もいた。

                  (田原純一 記)


■新年会開催

平成19年1月18日(木)午後6時より、さくらんぼ東根温泉「のゝか本郷館」にて北村山地区歯科医師会の新年会が開催された
今年度は来賓として、東根市長土田正剛氏、村山市長佐藤清氏、尾花沢市福祉保健課課長武田勝氏、大石田町町長阿部孝義氏を迎え開催された。
まず始めに各来賓の方々よりご祝辞を頂いた後、昨年大類昭夫君が厚生労働大臣賞と功労会員表彰を受賞したとの報告があった。

当会からも表彰状と金一封が仁藤敬会長より送られ、全会員から祝福されていた。
続いて、仁藤会長より年頭の挨拶があり、昨今歯科界に明るい話題が乏しいが、来年に向けての抱負について語って頂いた。
神部顧問の乾杯で懇親会に移行した
家族会からも数名ご出席頂き、会員相互の親睦を深めた。

                              (吾妻 聡 記)

■クリスマスパーティ開催
平成18年12月9日(土)午後6時より、さくらんぼ東根温泉「よし田川別館」にて会員と家族合同による「クリスマスパーティ」を行った。
始めに仁藤敬会長より挨拶があり、大類昭夫君の乾杯の音頭で開宴した。
仁藤会長が小さなお子さん達にクリスマスのプレゼントを一人一人に手渡していた。

総勢50名近くの参加者があり、ご家族同士が楽しく歓談し、交流を深めていた。              
                              (田原純一 記)



■学術研修会開催






11月26日(日)午前10時より、東根タントクルセンター視聴覚室において、北村山地区歯科医師会主催による学術講演会を開催した。
東京都世田谷で開業されている松下寛先生を講師としてお迎えし、早い!うまい!安い!の「明快総義歯作り」という演題でご講演をして頂いた。
午前中は基礎的な内容と「アルフレックスデンチャー」というアルジネート印象材を使っての実習、午後からは把握しにくいテクニックの勘所や、良質な義歯を効率的に作る方法を学んだ。その後、質疑応答と続き講演を終了した。
講演内容の要旨は次の通り。
うまく使えばアルジネート印象でも精度の高い印象採得ができる。トレーの圧接の際、振動を加えることで印象材の流れが良くなり綺麗な印象面が得られる。
上下顎の印象した面にメルクマールが確実に取り込まれているかが必要で、外形設定する上でも義歯装着時の良否を左右する。
総義歯の作成過程で難しいのは印象よりも咬合採得である。咬合採得に手をかけることで良い結果につながる。
・咬合採得の手順としては、
@模型のチェックと修正
A咬合床と蝋堤のチェックと修正
B上顎咬合平面の設定(上口唇ラインとの調和も含めて)
C上顎正中線の設定
D顔貌に調和した上顎前歯排列位置の設定(排列ガイドの使用)
E旧義歯の測定、顔貌観察から咬合高径の推定(マックグレンの概念の応用)
F上下咬合床を口腔内で軽く嵌合させて咬合高径と水平的顎位の設定
G口腔外で咬合高径と水平的顎位の妥当性の確認
咬合採得、特に水平的顎位のエラーのある総義歯は使い物にならないということである。
・水平的顎位をうまく採得するコツとして、咬合採得の大きなポイントのひとつは水平的顎位の採得である。違和感のない咬合床を調整し、患者さんにリラックスしてもらい、軽い力で口を閉じて咬合採得することが極意と言える。そのためには次のような配慮をすることが重要である。
@口腔に調和して違和感のない咬合床(吸着、外形)
A術者、患者の双方のリラックス
B下顎蝋提(ALUWAX)の均等な軟化(いかに抵抗なく咬ませるか)
C「咬んでください」は禁句。「軽く閉じてください」という。
D意図的な顎の誘導はしない(自然に患者が閉じる位置)
・総義歯の予後を決定的に左右するのは適切な咬合の付与である。
総義歯の不調原因の多くが咬合の不調和である。典型的な例として上顎の総義歯の吸着不良があるが、リベースしなくとも、咬合調整で多くの吸着が改善する事もある。
咬合の適否の判定方法として、基本は術者の指の感触で診査すると一番わかる。
咬合紙はあくまで補助的な判定手段であって、上顎義歯の左右犬歯部付近の2点に指をあてがい、患者さんに軽いタッピングをさせて義歯の咬合の不調和を推測する。
大まかな咬合干渉を除去してから細かい調整をする。
特定の部位で大きく衝突している場合、つまり前歯ならびに後方に咬合干渉のある時は削除し、咬合調整すれば、上顎義歯は安定する。臼歯部のみで咬合接触させ、臼歯部はリンガライズド様式を念頭に調整する。
口腔内でどうしてもうまくいかない場合は軟パラ法で高めに噛ませ、リマウントして咬合調整した方が良いだろう。
                                (田原純一 記)  

■北海道研修旅行


北村山地区歯科医師会の北海道研修旅行が9月17、18日の1泊2日の日程で催行された。
17日朝8時40分に海老名歯科医院駐車場に集合した仁藤会長以下9名の1行は、有志の運転する3台の車に分乗して仙台空港へと出発した。渋滞もなく10時に仙台空港に到着。11時40分のフライトまでレストランで牛タン、松島ビールなどで乾杯!!した後空路、千歳空港へ。午後2時頃札幌グランドホテルにチェックインし、6時の宴会まで自由行動。
すすきのの割烹「一の喜」での宴会、うに、かに、八角の刺身、かにの柳川風、たこの卵などを皆で味わっていると、S君とT君がジンギスカンのにおいをさせ、上機嫌で遅れて合流。 
18日は観光班、ゴルフ班に分かれた。筆者を含む観光班の4人は朝7時前の電車で余市に行き、10時半までの2時間の滞在時間にニッカ余市蒸留所を見学し原酒を試飲。11時に小樽まで戻り、またまた2時間の間に小樽を散策、買い物、すしを食べて、エアポートライナーと言う直通列車で千歳空港へ。
ゴルフ班は迎えのバスで千歳カントリーに行き、プレー。混雑していて時間がなくなり12ホールで切り上げたとの事。
 帰りの飛行機は台風の影響で2時間遅れ、午後7時頃仙台空港着。8時頃に無事帰宅となった。忙しい日程ではあったがとても密度の濃い2日間だった。(S君は、帰宅直後は出発前より5キロ重くなっていたらしい。)
                                     (豊嶋豊敬 記)

■スタッフ合同研修会開催
去る、9月28日(木)東根市タントクルセンターにおいて、北村山地
区歯科医師会スタッフ合同研修会が開催された。






今年は、救急蘇生法とAEDの使い方、けがをしたときの応急処置
法などの講習を受けた。消防隊員の指導のもと小グループに分かれての マネキン実習で一人一人実際に行った。





講習会の後は場所を移し、懇親会へと移行した、そこでは永年勤続表彰 を行い、最長で35年勤務のスタッフもいた。

その後、ビンゴ大会などで多いに盛り上がりながら、親睦を深めた。


                                (吾妻 聡 記)

■8月例会開催
午後5時より本郷館において月例会が開催された。今回は参議院議員である桜井充氏を講師にお迎えしてご講演を頂いた。

内容は医師の視点からの現在の歯科界がおかれている状況をまずご説明頂き、それをふまえた矛盾した状況を是正するための先生がとりくまれている政策や法案などについてご講演頂いた。

本当に歯科医療に対して理解されていて医療制度の改革の為に政党を超えて国民のために何ができるかを常に考えている先生の姿勢に大変感銘を受けた。

その後講師の先生にもご出席頂き懇親会に場所を移して親睦を深めた。
                                (木原 敬 記)

■7月例会開催

7月27日、北村山地区歯科医師会例会が、さくらんぼ東根温泉「大二館」にて開催された。菊池専務理事の開会の挨拶、仁藤会長の挨拶に続いて本地区会員、加藤 徹君による社会保険の講習会が行われた。社保の審査委員でもある彼が、審査する中で気づいた点を相変わらず冴え渡る語り口で、笑いを交えながら解説してくれた。 
 続いて行われた懇親会では、皆「寒いなあ。」と言いながら、グラスのビールを空けていた。
                               (豊嶋豊敬 記)
■6月例会開催
去る、6月29日(木)午後6時30分より、さくらんぼ東根温泉「大二館」にて、北村山地区歯科医師会6月例会が 開催された。

今月は、社会保険常任理事の西村 修先生をお招きし、4月から改正された 社会保険のポイントを資料を基に詳しく解説して頂いた。

4月の改正から我々会員の混乱は続き、返戻も多い中、今回 の講習会でいろいろな疑問点を大変解りやすく解釈して頂き、また再確認したことは有意義だったと思う。
続いて懇親会に移行し会員相互に親睦を深めた。

                                 (吾妻 聡 記)

 
■無料健診と相談


「歯の衛生週間」のイベントとして「無料歯科健診と相談」が平成186月4日()午前1030分から午後1時まで東根市総合保健施設「さくらんぼタントクルセンター」で開催された。当日は歯の衛生週間の初日ということもあり、133名の受診者があった。内容は歯科健診と相談、RDテスト、口臭測定、フッ素塗布を行った。歯科医師7名、スタッフ6名、東根市の職員1名の体制で各コーナーに分かれ対応し、RDテスト100名、口臭測定35名、フッ素塗布は受診した子供ほぼ全員と数名の大人に行うことができた。事前に北村山地区三市一町の広報等と新聞で案内を行ったが、各市町の受診者は以下の様であった。
 

人数 大人 小学生 幼児 (%)
東根市 98 33 15 50 73.6
村山市 25 6 6 13 18.8
尾花沢市 2 0 0 2 1.5
大石田町 2 1 0 1 1.5
山形市 3 1 1 1 2.3
天童市 3 1 1 1 2.3
133 42 23 68

                               (深瀬 公彦 記)

■5月例会開催
5月25日(木)午後6時30分、さくらんぼ東根温泉「大二館」にて北村山地区歯科医師会例会が開催された。

仁藤 敬会長の挨拶に続き、庄司建二君より代議員総会の報告がなされた。その中で今年4月の点数改正への抗議文が紹介され、皆もっともだと言う声が多かった。その後各理事より、担当者連絡員協議会の報告がなされた。

最後に社保審査委員の加藤徹君から点数の算定の仕方についての説明がなされ、皆真剣にメモを取っていた。
 懇親会では、「大二館」の看板料理である鰻を味わいながら皆和やかに語り合っていた。

                               (豊嶋 豊敬 記)

■平成18年度青色申告会総会開く
去る、5月11日(木)午後4時より、さくらんぼ東根温泉 「多茂登」にて北村山地区歯科医師会青色申告会総会が開催され、会務報告、会計報告、事業計画と満場一致で可決された。

 引き続き、同会場にて税務研修会が行われた。今年は仙台の三澤公認会計事務所の医療会計担当の梁川暢康氏を講師に招き『歯科医院における財務戦略』と題し講演を頂いた。経費の削減方法やキャッシュフローについてパワーポイントを使用し、解りやすく解説してくれた。

講演が終わり、質疑応答に入ると、多くの質問が寄せられた。
毎年のことだが、専従者の方の参加が多かった。参加された方からはとても解りやすく勉強になったとの声が多かった。

その後、会員及び専従者等はお弁当を囲みながら懇親をはかった。

                              (吾妻 聡 記) 

■平成18年度通常総会開催

4月22日(土)午後4時より秋保温泉「緑水亭」にて、北村山地区歯科医師会、平成18年度通常総会が開催された。
海老名宥充副会長の開会の辞、物故会員慰霊への黙祷の後、議長に松田幸夫君、副議長に加藤徹君をそれぞれ選出した。ひき続き仁藤 敬会長の挨拶があり、「新理事も決まったが、マンネリ化せずチームワークをとってこれからやっていきたい」と抱負を語った。

議事に移り、平成18年度会計歳入歳出決算(案)、平成18年度事業計画(案)、歳入歳出予算(案)などが討議、承認され、総会は順調に進行し、無事終了した。
 休憩を挟んだ後、形歯より佐藤博嗣会長、高橋收会計理事をお迎えし来賓挨拶して頂いた。
始めに高橋收理事より、平成18年度の事業運営方針についてお話があった。続いて佐藤博嗣会長からは、納得のいかない今回の保険点数改正問題に触れ、「良質な歯科医療の確保」と題して改善策のヒントとなる貴重なお話を伺った。

総会終了後、開宴の前に日本学校歯科医会から功労賞として須藤孝志君に仁藤会長より感謝状が授与された。そして懇親会が行われ、会員相互の親睦を深めた。
                               (田原純一 記)
                         
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